2014.11.28 - 2014.12.25DAIBIRU ART

中之島ウエスト・冬ものがたり2014 ~水と光のフェスティバルタウン~連動企画 DAIBIRU ART 旅するラバーダックと5人のアーティスト

2014.11.28 fri –12.25 thu

中之島ダイビル・ダイビル本館

出品作家

ノモトヒロヒト / 神田ゆみこ / 吉行良平 / 松延総司 / nono

オランダの芸術家、F・ホフマンの作品で、喜びや幸せの象徴とも言われ、世界中で展示されている巨大なアヒル「ラバーダック」が、今年もほたるまち港に登場。中之島ウォーターファンタジアのショーを楽しんでいるような、キュートな姿を披露します。
メインプログラム会場に登場するラバーダックのミニサイズレプリカが、中之島ウエストエリア内のあちこちに登場。中之島ダイビル、ダイビル本館では、5人のアーティストとラバーダックのアートによるコラボレーションをお楽しみください。

 

世界中を旅する黄色い子アヒル・ラバーダック

世界を旅する黄色い子アヒル・ラバーダックは、美術館などの限定的な空間ではなく公共の河川や海などの水辺をバスタブに見立て、街並みをも背景として取り込んだパブリックアート。オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマン氏により2007年に製作され、これまでにヨーロッパ、南米、アジア、オセアニア、中東、北米と、世界中の地域をめぐっている。作品のコンセプトは、政治的な意味合いで分断される国境も 無く、年齢や人種など、異なった背景を持つすべての人々に癒しを与え、子供のころの記憶や思い出を呼び起こさせる、幸福の象徴であること。
作者のホフマン氏は、形として後世に残るようなものより、短期間の展示で、人々の心の中にいつまでも作品が生き続けることを望んでいるため、ラバーダックも常設的な展示はされておらず、ラバーやテント生地で製作されたこの作品も、期間終了後はしぼませて撤収される。また、展示場所は水面に限られている。
近年は、膨らませたラバーダックを展示場所まで船で曳航する「パレード」が各地で開催されており、展示イベント同様、人気を博している。

1.ノモトヒロヒト

ラバーダックが並ぶ台座にプリントされている写真作品「Lines」は、目の前を流れる堂島川をゆく船を撮影した写真作品です。川を見下ろす位置から目の前を通る船を長時間露光で撮影されることで美しい ストライプが現れます。

[プロフィール]

1971年大阪生まれ、大阪芸術大学卒業、1996年よりフォトグラファー。近年はドキュメンタリー写真の視点からのアート作品を数々発表し国内外で展示多数。フランスやイギリス、ポルトガルの国際写真祭のアワードではファイナリストに選ばれ高い評価を得ている。
http://hirohitonomoto.com/

2.神田ゆみこ

大きな丸い台座に浮かぶラバーダック。台座に描かれた水面は、一見写真のように見えますがアクリルで描かれた絵画なのです。会場では、この展覧会のために描かれたオリジナル作品もご覧いただけます。

[プロフィール]

1980年生まれ。セツ・モードセミナー卒業。アクリルガッシュを用い、日常における見慣れた「もの」の美しさ、楽しさを、鮮やかに切り取るアーティスト。
2011年HBギャラリーコンペで仲條正義賞を受賞。
http://kandayumiko.com/

3.吉行良平

ラバーダックを照らす照明が、ダイビルの壁面に巨大な影を映し出します。ちいさなダックの大きな影。

[プロフィール]

1981年大阪生まれ。オランダ Design Academy Eindhoven卒業後、Arnout Visser事務所をへて、吉行良平と仕事設立。2008年、廣瀬康仁と共同デザインした《角塩》でMUJI Award 02審査員賞受賞。
2009年度ドイツd3デザインタレントに選出。国内外さまざまなクライアントとの商品開発やプロジェクトを行う。
http://www.ry-to-job.com/

4.松延総司

セメントを捏ねて作られた石。本物の石のように見える大小さまざまな「マイ・ストーン」でできた即席の「石庭」。その中で遊ぶラバーダック。レトロなダイビルに生まれた和やかな風景。

[プロフィール]

1988年熊本生まれ、京都市在住。「素材」「技法」「機能」などをモチーフに、物を作る方法、物を見る方法に言及するような作品を制作している。近年では図案の制作やパフォーマーとのコラボレーションなど、活動の幅を広げながら国内外での発表を行っている。
http://matsunobe.net/ms.html

5.nono

ダイビル本館2階に置かれたバッグ。のぞいてみるとその中にラバーダックが。
「ダック・イン・バッグ」それはダックちゃんのおうち?それともプレゼント?

[プロフィール]

nonoとは「ファッションにユーモアと規律を。」をテーマとして展開するバッグブランド。バッグにプロダクト(道具)側からではなくファッション側からアプローチする。アクセサリーやネクタイのように全身を整えたり、意思表示の出来るバッグを作ります。
http://nono-bags.com/